2016年 February 20日

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  • 2016年 February 20日
これは、下の奥歯のインプラント埋入手術直後に撮影したCT像です.術前のCTで、神経までの距離が近いことは診断できていました. インプラントが神経に、触れていないのは絶対に確実でしたが、ある程度以上神経に近いと圧迫して神経麻痺が発生しることがあるといわれています. その為、術後インプラントを少しだけ逆回転させて浅く植えなおしました.当院では、術後に必ずCT撮影を行っています.過去数回、このように術後インプラントの埋入位置を変えたこともあります. 10年以上前、日本に歯科用CTが10数台しかない時代に当院はCTを導入しました.当時から術前 術後に必ずCTの撮影をしていました.当時はCTは必要なときだけとるもので、全ての患者さんに撮影するのは被爆させすぎだと学会でも批判されていましたが、現在では術前のCT撮影は当然で、術後に撮影することも良いとされています.  当時歯科用CTはウン千万円したのですが、現在は簡易のCTなら数百万円でも導入できるようです.(当院のCTは最新の機種のため、相変わらず高いですが) その様な経緯もあり、現在ではインプラントをされる医院の殆どがCT装置を導入されているようです. 自院にCT装置がなく、医科にCTを依頼して撮影される医院もまだあるようですが、そのような場合には、医科のCTは歯科専用のCTに比べ数倍の被爆量があるとされています.そのためどうしても撮影回数を制限してしまい、結果として患者さんに不利益をあたえてしまうのでは無いかと思ってしまいます。

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